●モノの上手には1万時間が必要
どんな分野でも上手といわれる領域には1万時間が必要といわれております。
●例えば、小生の日常で定期的に行っているもので計算してみます
①コンサルティング
24才から8h×20日×112ヶ月×33年=63,360時間
一応ベテランの領域に入るのでしょうが・・・後述のギターの話を踏まえると、決して油断することなく、脳を鍛え続けなければ、新しい事柄が入ってこずに、今までのインプットでなんとかしようという退行現象に甘んじてしまうリスクがあると思いますので、今後ますますチャレンジを続ける覚悟です。
②ゴルフ
20才から2h×6日×12ヶ月×35年=5,040時間
ベストスコア 73(軽井沢)、林間ですと80後半。調子が悪いと100を超えてしまいます。まさに、まだまだ道半ばです。今年のスコアで顕著だったのが、9月は80台。10月は全部100オーバーというスランプに陥りました。そろそろ安定を目指していかないといけないなあと痛感する日々です。⇒ 62~3歳で1万時間を超えてシングルになれたら良いなあと研鑚を続けております。
③ガンプラ
30体×5h=150時間
ほぼ素組み中心のまったくのビギナーです。しっかりバリ取り、たまにペンで塗装。墨入れはしていますがその程度です。部屋にこれ以上完成品を飾れるスペースが無くなってしまったので、打ち止めにしています。
④ギター
中1(13才)から1日1時間程度×20日×12ケ月×44年=10,560時間。
ぎりぎり1万時間超えました。ソロギター中心の演奏を楽しんでいます。昔弾けなかった曲もだいぶ弾けるようになってきました。ところが最近、新しいギターをオーダーしに楽器店で試奏しようとしてみたところ、楽譜が思い出せず、いつも弾いている曲が演奏できなくなってしまいました。昔はそんなことなかったので、結構ショックを受けております。老化現象でしょうか。
●経営人財育成のための時間
現在の業務執行を中心とした時間をいかに増やそうとも、経営人財の領域に到達することは通常不可能で、学ぶべきことがたくさんあります。
通常業務とは別に1日2時間を投資に回したとしましょう。少し休みをいれるとして2時間/日×300日/年=600時間。1万時間に到達するには16年以上かかります。50才で経営層就任を目指すならば35才くらいからスタートを切って丁度良いかと思います。
実際、長野のクライアントさんで実施中の経営人財育成コースで一番頑張っている人は、30代前半です。
日本企業の場合は執行レベルの成果が著しい人が、評価されてそのまま経営に入るケースが多いのですが、下表のように経営と執行では求められる領域が大きく違うため、良い経営人財になるためには相当の準備が必要と考えます。
●経営と執行の違い(表)

Comments