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第51回 タンメン戦争in長野!?

  • 執筆者の写真: 津田識義
    津田識義
  • 5 日前
  • 読了時間: 4分

 7月中に長野市内に岐阜タンメン2店がオープンします(下図の青丸)。

群馬発祥の大繁盛店フタツメ(下図の赤丸)を挟むように中御所に1店舗、川中島に1店舗です。長野市内では大変珍しいドミナント出店です。



【MAP】青丸=岐阜タンメン、赤丸=フタツメ


「岐阜タンメン」長野オープン前に本場岐阜で食してみました。


正直な感想を下記に示します。

・スープはあっさり。濃厚なフタツメとは対極にあります。

・麺は低加水のパツパツ感のある細麺で、博多ラーメンに近いです。

・トッピングが豊富で、好みのカスタマイズができるのでトレンドの中華麺に近い楽しみ方ができます。

・小生は味玉にしたのですが、出汁がしみてて美味でした。

・厨房の店員さんが、真剣さが半端ないです。

・席数が少なく(カウンター8席、4人掛けテーブル席×2で満席16席)行列はすぐに作れそう。

・淡白な博多ラーメンという感じなので、替え玉がすすみます。

 

ちなみに、知り合いの生粋の岐阜県人いわく

・めずらしいジャンルで、刺激的

・出店場所が良い

・替え玉がすすむ味

・行列ができていても回転率が良い

 

 おそらくターゲットとされているフタツメは、やや太麺の濃厚豚骨味で非常に食べ応えがあり、さらに鳥の唐揚げがボリューミーでいつも大行列の人気店です。

 麺類という市場性から見てみると、皆様ご存じの通り、そばの名店が多く存在します。戸隠に登らずとも駅に隣接するメトロポリタンホテルの裏にある「ぼっち」でおいしい戸隠そばを食せます。

 馬刺しと食すならば、ロータリーに位置する「油屋」、山に登れば本家戸隠そばの名店「うずら屋」「そばの実」筆頭に行列店が多く、小生が一番多く通う飯綱の「よこ亭」。

 またそばだけではなくラーメンも名店が多く、数年前から多店舗展開を開始した「麒麟児」を筆頭に、「みそ屋」、「蕪村」、「阿吽」、「麺屋晴」、「牡丹荘」、「あしたか」、「リリー」。


 ここに挙げたお店は毎日でも食べたくなるくらい特徴のある名店揃いです。これだけ絶品の名店が営業している中で、人口も減少している中で感覚的には飽和状態では?と思っている中での2店同時オープンです。当然勝ち筋が見えているから強気の決断をされたと思うのですが、果たしてその結果やいかに?


 

 小生が勝手ながら心配している点をまとめますと以下の3点になります。


(1)  長野県民のオープン効果

今までそのエリアに出店していないお店が市内にオープンすると、最初の1ヶ月は店の外まで行列ができるほど千客万来になるのですが、その後きれいに波が引いてしまいます。最近の事例としてはバーガーキングです。最近は並ばずに注文することができます。

 

(2)  飽和状態での出店

出だしで書かせていただいた通り、麺類の絶品の多くが自転車で行ける距離に沢山あります。人口から考えると飽和状態ではと思うほど十分みたされています。さらに人口減とインフレですから、マス層の財布はシビアで、気軽に外食というわけにはいかなくなってきています。上手くいったとしてもシェアの奪い合いで、そうとう厳しい戦いにさらされるのではと心配しております。

 

(3)  舌がこえています

「ごっつ」の例。小生が大学生の時から通い詰めていた横浜家系ラーメンの名店の「本牧屋」。ラーメン街道の中でも繁盛店で、こってり系の中でも珍しいさっぱり系で、正月飲み疲れたあとは、必ず寄って食していました。これで今年が始まると体が自覚する瞬間でした。それだけほれ込んでいたのですが、2年前に残念ながら店主高齢のために店をたたんでしまいました。がっかりしていたこころ、近くにオープンしたのが東和田の「ごっつ」でした。大変味が似ており、贔屓にしていたのですが、最近1年余りで閉店していました。あれだけおいしくても持たないエリアなのです。

舌が相当こえているのではと考えます。東京では瞬時に売り切れるヒカキンラーメンが、長野では簡単に手に入ります。カップラーメンを食べなくても「みそ屋」を筆頭に最高に美味しい味噌ラーメンが食べられからだと勝手に思っております。

 

以上のような独特な地域性がありますから、岐阜で成功したチェーン店が長野で成功するのか・・・。

念のため「岐阜タンメン」を主語にしてSWOT分析という形でライバル同士を比較してみました。


 

⇒ メインターゲットは40才以上に絞る。3世帯狙い。10時閉店。高リピート施策。ファミリー席増席。

 

結論としては、

長野エリアにカスタムした変更があれば、勝利が見えてきますが、店舗は完成しているので、間に合わないかとは思います。

フタツメとは味で明確な差別化ができていますので、しばらくは良い勝負にはなると予想しておりますが、さてどうなるでしょうか。

小生の興味を強く引いた身近な出来事ですので、半年くらいは経過を見守りたいと思っております。



 
 
 

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